マルチドメインのメリット
- ドメインごとにサーバーを用意するよりもローコスト
- 1つのコントロールパネルで複数のドメインが設定できる為に便利
- レンタルサーバーのアカウント管理が楽になる
マルチドメインのデメリット
- そのレンタルサーバーが不安定になると、全てのドメインが不安定になる
- 同一サーバーに複数ドメインを設定するのでIP分散が弱い
- 共有サーバーの場合は、利用するユーザー数や他ユーザーがアップしているコンテンツによって、自ドメインのレスポンス速度、安定性などに問題が生じる場合がある
「マルチドメインだとIP分散ができないから、SEO対策的には良くない」
こんな事を聞いたり、SEOに関するウェブサイトで見たりします。
これは間違っているとは言いませんが、正確ではないと思います。
あるサイトが大量の被リンクを受けているとして、完全に分散されたIPからと、全く同じIPからでは当然分散されている方が被リンクの効果は高まります。しかし、適度にIP分散がなされている場合と、完全に分散されている場合とでは、そこに大きな優位性の違いは無いと思います。
つまり、サテライトサイトを数多く作る際に、マルチドメイン対応のレンタルサーバー1つで全てのドメインを管理するような運営方法はSEO対策的に大きな問題だと思いますが、少数ずつのドメインを複数のマルチドメインサーバーで管理する事にSEO的なデメリットはありません。 SEO対策におけるIP分散の考え方は相対的な考え方であって、「分散されればされるだけ良い」ではないのです。自然な被リンクも含め、相対的に、適度に分散されていれば良いのです。
むしろ、マルチドメインのサーバーを利用する事によって操作する管理画面は少なくなるので効率的で、しかもサーバーコストも下げられる為、メリットの方が大きいです。
逆に多くのサテライトサイトを1ドメイン1サーバーで用意するとなると、大変なお金と労力のコストがかかってしまいます。
SEO対策の為のサテライトサイトのような、多くのサイトを管理する場合にはマルチドメインのレンタルサーバーはとても有用だと思います。